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いっつあぴーすおぶけいく

国立の医学生です。趣味は水泳、バドミントン、読書、宇宙に関すること

【医学部面接 必修ワード➁】

医学部必修ワード第二弾です。

 

今回は、、、

 

『人の役に立ちたいと思い、医師を志すようになりました』

 

医学部面接の定型文です。ともすれば3分の1くらいの受験生は言うのではないでしょうか?

 

実際の面接ではこれに、エピソードなどを交えますが、多くは中心部分を切り取ると、『人の役に立ちたいから』に収束します。

 

実はこれは突っ込みどころ満載です。

(私個人の考えでは、動機なんてどうでもいいと思っています。人を救いたいという崇高な思いが良くて、モテたいとか、安定してそう、地位があるからというのが悪いとは考えません。

別に動機なんて何でもいいと思います。むしろ、どのようにして人を救いたいのか、そのためにどのような努力をするのかが大切だと思います。)

 

とは言っても、医師を志した動機というのは定番中の定番の質問ですし、受験生にとっては面接官からの高評価をもらいたいですよね。

 

高評価をもらうためにも、

『人の役に立ちたい』はやめた方がいいです。

 

まず面白みがないですし、先程言ったように突っ込みどころ満載だからです。

 

世の中に存在する職業は全て人の役に立っています。その対価としてお金が払われるわけです。

 

仮に面接官に医師でない人(研究など)

がいた場合、他の職業が見下されていると感じるかもしれません。

 

医師という独自の立場から、どのように人の役に立ちたいのかをいう必要があります。

 

そういうと、

『人を救いたいから』

という人が多いです。

 

これは半分正しくて、半分間違っています。人を救える職業って意外とあります。

 

例えば、研究者

研究によって、一気に大量の人を救うこともできるかもしれません。

 

例えば、政治家

政治家が決める、政治方針によって、日本中、世界中の人を生かすことができるかもしれません。

 

他にもたくさんあると思います。医師が救える人はせいぜい4桁が限界だと思いますが、上記のような職業は何千、何万、何億人をも救えるわけです。

 

では、医師でなくてはならない理由は何なのか、

 

医療行為を行うことができるのは医師だけです

 

目の前で、病気で苦しむ人を救えるのは医師だけです

 

ひとりの人にとって病気は大きな転機です。そこに治療という立場から関われるのは医師だけです

 

日本の各地、世界中に医療を十分に受けられない人がおり、そこにいって医療を提供できるのは医師です(看護師も)

 

研究で治療法を確立できれば、多くの人に希望を与えることができます。

 

 

こう考えると、医師しかできないことは沢山あります。それだけ専門性が高い職業ですから。

 

自分がどうしても、医師になりたい理由を探してみてください